「キッズラインで月商100万円」(主婦力100万円)ではなく違う宣伝をしてほしい

全国で展開するでベビーシッターや家事代行を依頼できるサービス「キッズライン」が今大きな話題となっています。

スマホで簡単に利用することができる利便性と1時間1000円からという安さを売りに大きく展開し、また普段主婦をしている人の新しい働き方として注目されています。

 

そんな「キッズライン」が2019年5月21日に発表したプレイリリース(以下参照)により元専業主婦が月商100万円を達成したと発表されました。

kidsline.me

 

これにより主婦の働きが100万円の価値があると証明されたかのように思われてしまっているので言及させていただきます。

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「キッズライン」で月商100万円の内訳

「キッズライン」では研修に合格すれば、好きな時間をスマホに登録し、時給を自分で設定することができ、その9割が本人に還元される仕組みとなっているます。

ちなみに設定平均1,640円とのことです。

プレイリリースによると元専業主婦の方は4月に月商1,024,125円を達成したとのことですでので、30日すべて働いたとして考えてみると以下のようになります。

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時給計算

時給4,267円という超高単価で公務員のように1日8時間勤務を毎日休みなしでようやく達成します。

時給2,845円という高めの単価で1日の半分12時間勤務を毎日休みなしで達成します。

時給1,707円という平均に近い単価で1日の大半20時間を毎日休みなしで達成します。

 

さらに月商とは売上のことで「キッズライン」では9割が本人に還元であるため実際にもらえるのは92万円ほど。

 

月商100万円を達成した元専業主婦が実在するのなら

・命を削って毎日必死に働いた方

・特別なスキルや交流があって超高単価で働いた方

のどちらかでしょうね。

 

「儲かる」ではなく「助け合い」「やりがい」で募集してほしい

「キッズライン」のサービスは近くに頼れる人がいない主婦や共働きの主婦など様々な事情をかかえる家庭にとって非常に助かるサービスです。

10月からの幼保無償化に向けて2000名採用予定とし、お祝い金1万円プレゼントのキャンペーンとして発表したプレイリリースですが、これでは、よく話題になる「主婦の仕事は年収1200万円」といった夫婦間のいざこざを生む話題に入ってしまいます。

すでにTwitterでは「主婦の年収1200万円が証明された」と騒ぐ人まで出るでる始末。

せかっくのいいサービスなので「久しぶりに二人っきりでデートでも」と夫婦の仲良しのために協力し合えるサービスとして広まってほしいですね。

「キッズライン」を利用して主婦を休憩して夫婦としての仲良し、母親を休憩して女の子としての時間を取り戻した人たちが、今度は別の夫婦・母親のために「キッズライン」で働きサポートするそんな連鎖に期待したいですね。

 

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