【ティラミスヒーロー】gramのパクり疑惑から学ぶ商標権

今、商標権トラブルが話題になっていまが、それは今回のようなお店に限った話ではなく、ブログやSNSをやっている皆さんも気を付けなければいけないのかもしれません。なので今回は商標権についてお勉強しましょう。

 

 

gramパクリ事件

まず、今回の騒動元凶、gramパクリ事件について簡単にまとめたいと思います。今回の騒動はあまりにも悪質であるため事件と呼ばせていただきます。

 

1:gramという人気店があった

大坂の心斎橋にgramという大変人気のパンケーキ屋がありました。

(当時人気店だったgramは現在のgramとは全くの無関係)

そこに目を付けたのが現在のgram

 

2:【gram】を勝手に商標登録

現gramが勝手に【gram】ロゴや店名を商標登録しました

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【gram】が現gramにより勝手に商標登録されたことにより、人気店だったgramは店名を使うことができなくなり、変更を強いられ[bran cafe]と改名します。これにより現gramはロゴごと評判の乗っ取りに成功する形になります。

 

3:本来のgramが閉店

人気店だったgramはbran cafeと改名しましたが、人気だったgramは別のgramに成り代わってるのを世間は知らず・・・お店のロゴと名前だけが独り歩きし、まるで[bran cafe]は偽物のような扱い。一方現gramは人気店の評判で大儲け、フランチャイズ化し全国展開。[bran cafe]はひっそりと閉店・・

 

4:現gramは次の乗っ取り計画

次に現gramが目を付けたのはシンガポールで人気の【ティラミスヒーロー】かわいいロゴの入った瓶にティラミスが詰まっているというとってもかわいいもの。。。

まだ日本で商標登録されていないのをいいことに現gramは商標登録を申請

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問題なく受理されてしまい2018年8月には商品のロゴまで登録された。

シンガポールで人気の【ティラミスヒーロー】のパクリを本家と偽り販売をする

 

5:本家【ティラミスヒーロー】が日本で商標登録を申請

現gram社長が形成するHERO'Sが本家【ティラミスヒーロー】と似ていると話題にはなっていたものの、それは本家【ティラミスヒーロー】が日本で商標登録を申請するまでは完全なパクリであるという確信は持てていなかった

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ご覧のように【ティラミスヒーロー】の商標を登録したのは現gramであったのだ。

これにより本家【ティラミスヒーロー】はオリジナルの商品のロゴも使えないことが発覚したが、ネットで声をあげ訴えた。

 

6:どうみてもパクリ

まずは、本家と現gramのロゴと商品を見比べてほしい

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上が本家シンガポールの【ティラミスヒーロー】で下が日本で販売しているHERO’S(株式会社gram)のティラミスヒーローだ。ロゴなんて線を数本加えた程度で丸パクリ。本家【ティラミスヒーロー】を知るものからは業務提携をしているものだと勘違いをしている人もいたほどだ。

 

7:経緯をしらないフランチャイズオーナーに非難の声

ティラミスヒーローの販売をフランチャイズで全国展開していたHERO'S加盟店のお店には「パクリなんて許せんない」「パクッて恥はないのか!」などど非難の声が集まった。そう、一般の顧客にはそこがフランチャイズかどうかなんてわからないし関係ないため非難の的が最寄りの「HERO’S」に言ってしまったのです。

 

株式会社gramとフランチャイズ契約している店舗の家族からのお願い「怒りの矛先を本店ではなく地方の店に向けるのを抑えてくれればと思います」様々な意見や疑問 - Togetter

 

株式会社granが申請中の商標権

この騒動が皮切りに株式会社granが他社商品を勝手に商標登録していることが次々と発覚してきています。

フリッパーズの【奇跡のパンケーキ】出願日2017年12月 審査中』

ローソンの【プレミアムロールケーキ】『出願日2018年3月 審査中』

幸せのパンケーキの【幸せのパンケーキ】『2017年6月 不服申立中』

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なんと、【幸せのパンケーキ】にいたっては審査落ちたにも関わらず、不服だと申立てまでしている図々しさ・・・

 

これが今回の事件の一連の動きとなっています。一昔前は中国などの外国で日本のキャラクターがパクられてまい、倫理観がどうのこうのと問題になりましたね。それが今度は日本が外国のパクリをしてしまうなんて。それも親日国であるシンガポールを相手に。国際情勢が難しい中、我々日本人はシンガポールの人々には真摯にお詫びをしないといけないのかも知れませんね。

 

 

商標権の侵害は身近にある!?

さて、商標権登録って私たちには関係ないやーーいって思ってませんか?実は、商標権の問題って意外と身近にあるのかもしれません。

 

SNS

例えばSNS。えーって思う人もいるかと思いますが、Twitterなどでアカウント名を企業やメーカーの名前にしてませんか?

たとえば「メルカリ」

羊っぽい「メル」とカリカリ焦げた感じの「カリ」が合わせて「メルカリ」ってアカウント名を付けたとします。

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これだけでは商標権の侵害に当たる可能性は低いですね。ただ、そのアカウントでモノやサービスを売ったりしたとするとたちまち商標権の侵害に当たる可能性が出てきます。

だって、メルカリが販売してると勘違いしてしまいますよね。商標権のはそういった商いの標(しるし)の権利を守る法律なんです。

 

 

ブログ

ちょっと待ってブログに何の関係があるの!?と思われる方もいるかもしれません。ブログをやってる人は著作権にはすごく敏感ですよね。著者が作ったものの権利を守るのが著作権ですから、人が書いた文や描いた絵・撮った写真を勝手に使わないようにするのもそうですし、勝手に使われないようにするのにもしっかり気を使ってますよね。

そんな中、ピンとこないのが商標権。ブログのどこに商標権があるのか・・・そう、ヘッダーなどにあるブログのアイコンやブログタイトルです。

 

まだまだ、例としてはおおくないですが、中にはこんな方もいます。

tashilogy.tokyo

 

更新頻度は高くないですが参考になる本を多数紹介しているので長いこと見ていたのですが、ある日ブログ名称が変わってました。これも勝手に商標権を登録されていたのでやむを得ず・・改名を強いられたようです。

 

この方は自分のブログのタイトルが商標登録されているのに気づき、弁護士に相談した結果、ブログ名の変更と新しいブログ名の商標登録をすることにしたそうです。

 

商標の検索

商標登録されているかどうかは、特許情報プラットフォームにて検索が可能です。

しかし有名ブログや著名人の名前で検索しても以外と商標登録されていないのが現実です。当サイト【きういぱんノート】も現在商標登録はされていませんので、もし他の人が先に商標登録してしまうとブログ名の改名をするかもしれません。

 

ただむやみやたらに商標登録を申請するのはやめましょう。もちろん申請にはお金がかかるということもありますが、それが商標権の登録に適正かどうか、申請者に権利を与えるのが妥当かどうか、厳密に調査されます。

 

まだ、商標登録されてないから乗っ取ろうなんて考えはやめましょう。企業もそうですが個人でも【名前を付ける】というのは特別なことです。他人の名前を盗まずに自分で考えた名前を付けて、それが有名になったら幸せですよね。

 

おまけ

特許情報プラットフォームで著名のハンドルネームとかを検索すると、個人の場合は会社名ではなく個人名での申請になるため、本名がばれてしまってることがあります。これから申請する人は注意が必要だよ。

 

以上、ぱんがお送りしました